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家紋の意味

軍配(ぐんばい)の家紋の意味と由来

 継紋 編集部

軍配(ぐんばい)

相撲の行司が持つ道具としておなじみの「軍配」。もとは戦の指揮に使われた団扇で、家紋にもなりました。軍配紋に込められた意味や由来、紋の種類と見分け方、どんな家に多いかをやさしく紹介します。

軍配紋の意味と由来

軍配紋(ぐんばいもん)は、軍配団扇(ぐんばいうちわ)をかたどった家紋です。

軍配団扇は、戦のときに大将が持ち、軍勢に指図をするために使った道具です。うちわのような平たい形をしていて、これを振って進め・止まれなどの合図を送ったと言われます。

「軍配」という言葉は、もともと軍勢の配置や、戦い方の作戦を決めることを指していたとされます。そこから、作戦を立てて指揮をする道具そのものも軍配と呼ばれるようになりました。いまでも、どちらが勝ちかを判断することを「軍配を上げる」と言います。

相撲の行司が持つ軍配も、この流れをくむものです。勝負の行方を見極め、勝った側に軍配を上げます。

家紋としての軍配には、物事を正しく判断し、人をまとめて導く力への願いが込められていると考えられます。勝負に勝つことを願う、武家らしい紋です。

戦国時代の絵や物語では、武将が軍配を手に陣中で指図する姿がよく描かれます。軍配は、大将の知恵と決断を象徴する道具だったといえるでしょう。

軍配紋の形と種類

軍配紋には、軍配の数や、組み合わせる模様によっていくつかの形があります。主なものを紹介します。

  • 軍配:一本の軍配を描いた、基本の形です。
  • 違い軍配:二本の軍配を斜めに交差させた形です。
  • 丸に軍配:軍配を丸で囲んだ形です。
  • 軍配に模様入り:軍配の面に、巴や星、日・月などの模様を描いた形です。

軍配紋を見分ける目印は、ひょうたんのように上が丸く広がり、下が細い柄(え)になっている形です。面の部分には、ふちどりや模様が入ることがよくあります。

似た紋に、団扇紋(うちわもん)や扇紋があります。団扇紋は丸い形のうちわで、柄が細く長いことが多いです。扇紋は骨のある折りたたみ式の扇を描いたものです。面の形がひょうたん形で、柄が短く太めなら軍配紋と考えられます。

面の中に描かれた模様も、家を見分ける手がかりになります。どんな模様が入っているかもよく見てみましょう。

軍配紋を使ってきた家

軍配紋は、家紋の中では数が多いほうではありません。特定の有名な一家の紋として広く知られているというより、いくつかの家で使われてきた紋です。

使われる家としては、苗字に「軍」の字が入る家など、名前にちなんで選んだ例が考えられます。家紋は、苗字の字や響きにあやかって選ばれることがよくありました。

また、軍配は指揮をとる者の道具なので、戦での勝ちや、家を導く力を願って武家が選んだとも言われます。神社の神紋や、祭礼の道具の模様として軍配や団扇が使われることもあります。

ただし、軍配紋を使っているからといって、特定の家の子孫だと決めることはできません。家紋は家ごとの事情で選ばれ、分家のときに形を変えることもありました。

自分の家の紋が軍配なのか、団扇や扇なのかは、家ごとに違います。お墓の墓石や、紋付きの着物で実際の形を確かめるのがいちばんです。

軍配が出る苗字

継紋で苗字を入れたとき、軍配が候補に出る苗字の一部です。リンクのある苗字は、その苗字の家紋の記事に進めます。

軍司軍地

※ 苗字に多い紋の目安です。同じ苗字でも、家ごとに紋は違います。

よくある質問

Q. 軍配とは何をする道具ですか?

戦のときに大将が持ち、軍勢に指図をするために使ったうちわのような道具です。いまは相撲の行司が使うことでも知られます。

Q. 軍配紋と団扇紋はどう見分けますか?

軍配はひょうたんのような形の面と、短く太めの柄が特徴です。団扇紋は丸い面と、細く長い柄で描かれることが多いです。

Q. 軍配の家紋にはどんな意味がありますか?

正しく判断し、人をまとめて導く力や、勝負に勝つことへの願いが込められていると考えられます。

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