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基礎知識

家紋は何種類ある?「約2万種」と言われる理由と変わり紋

 継紋 編集部

家紋は何種類あるのか。よく言われるのは「約2万種」という数字です。ただ、これはあくまで目安。数え方によって、数字は大きく変わります。

はっきりした数がない理由

家紋の数が決まらない一番の理由は、「変わり紋」があるからです。

同じ藤の紋でも、丸で囲むかどうか、花の向きが上か下か、葉の数がいくつか。少し形を変えただけのものを「別の紋」として数えるか、「同じ紋の仲間」として数えるかで、数は何倍も変わります。

さらに、家紋には登録制度がありません。どこかに正式な一覧があるわけではないので、研究者や資料によって数字が違うのです。

名字のほうがずっと多い

一方、日本の名字は10万種を超えると言われます。家紋よりずっと多いのです。

つまり同じ紋を使っている家は、日本中にたくさんあります。家紋は「うちだけの印」というより、「同じ願いを持った家の印」と考えたほうが実態に近いかもしれません。

植物の紋が多いのはなぜ?

家紋を並べてみると、植物をモチーフにしたものがとても多いことに気づきます。藤、桐、柏、橘、梅、蔦、片喰(かたばみ)。動物の紋より、圧倒的に多いのです。

理由のひとつは、植物が「毎年戻ってくる」からだと考えられます。藤は切られても根が残れば翌年また咲く。片喰は抜いても抜いても生えてくる。松は冬も葉を落とさない。

強さより、しぶとさ。勝つことより、絶えないこと。家のしるしに込めるなら、そちらの願いだったのかもしれません。

よく使われる紋から知っていく

2万種を全部覚える必要はありません。まずは日本の家で特に多く使われている五大紋を知っておくと、墓石や着物で紋を見かけたときに見当がつきやすくなります。

よくある質問

Q. 家紋は全部で何種類ありますか?

約2万種と言われますが、はっきりした数はありません。少し形を変えた「変わり紋」をどこまで別の紋として数えるかで、数が大きく変わるためです。

Q. 一番多い家紋は何ですか?

正確な統計はありませんが、藤・桐・鷹の羽・木瓜・片喰の「五大紋」が、特に多くの家で使われてきたと言われています。

Q. 動物の家紋もありますか?

あります。鷹の羽のように動物の一部を描いたもの、蝶、鶴、亀(亀甲)などがあります。ただ、数としては植物の紋のほうがずっと多いです。

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