基礎知識
家紋の名前の読み方|「丸に」「違い」「抱き」「剣」の意味
家紋の名前は、長くて難しそうに見えます。でも実は、名前には形がそのまま書いてあります。よく出てくる言葉を知っておけば、名前を見ただけで形が思い浮かぶようになります。
よく出てくる言葉
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 丸に | 外側を丸で囲んである | 丸に違い鷹の羽 |
| 違い(ちがい) | 2つを交差させてある | 違い鷹の羽 |
| 抱き(だき) | 左右から抱えるように向き合っている | 抱き稲、抱き茗荷 |
| 剣(けん) | 剣の形が加わっている | 剣片喰 |
| 三つ・五つ | 同じものをその数だけ並べてある | 三つ巴、三つ柏 |
| 下がり・上がり | 下向き・上向き | 下がり藤 |
| 立ち | まっすぐ立っている | 立ち沢瀉 |
分解して読んでみる
たとえば「丸に違い鷹の羽」。分解すると、
- 丸に → 丸で囲んである
- 違い → 交差させてある
- 鷹の羽 → 鷹の羽が
つまり「鷹の羽を2枚交差させて、丸で囲んだ紋」です。名前だけで、だいたいの形がわかります。
細かい違いが、別の家を表す
家紋は、丸があるかないか、葉が1枚多いか少ないかで、別の紋になります。そしてその違いが、別の家を表していることもあります。
墓石や着物で紋を見つけたら、「だいたい同じ」で終わらせず、細かいところまで見てみてください。ルーツを調べるときの大事な手がかりになります。
家紋の数が決まらないのも、この細かい違いがあるからです。くわしくは家紋は何種類ある?へ。
よくある質問
Q. 「丸に」がつく紋とつかない紋は別の紋ですか?
はい、別の紋として扱われます。丸があるかないかで、本家と分家を区別していた家もあります。
Q. 「違い」と「並び」の違いは?
「違い」は2つを交差させたもの、「並び」は2つを並べたものです。違い鷹の羽と並び鷹の羽のように使います。
Q. 家紋の名前がわからないときは?
形をよく見て、何が描かれているか(植物・道具・文字など)、いくつあるか、どう配置されているか、何で囲まれているかを順に確かめると、名前にたどり着きやすくなります。