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家紋の調べ方|自分の家の家紋がわからないときに見る5つの場所

 継紋 編集部

名字は言える。出身地も言える。でも家紋は、なぜか出てこない。そういう人のほうが、今はずっと多いはずです。家紋はネットで検索しても「あなたの家の紋」は出てきません。手がかりは、家の中と身近な場所に残っています。

まず知っておきたいこと

家紋には、国や役所が管理する台帳がありません。商標とちがって届出も登録も不要で、どの家がどの紋を使っているかを一覧にした公的な記録は存在しないのです。

つまり「うちの紋」は、家の中に残っているモノと、家族の記憶でしか確かめられません。調べる順番も、そこから始めるのが近道です。

1. お墓(墓石)

いちばん見つかりやすいのが墓石です。竿石(いちばん上の縦長の石)の正面上部や、花立て・水鉢に彫られていることがよくあります。

何度もお参りしているお墓でも、名前のところしか見ていなかった、という人は少なくありません。次に行くときは、少し上のほうを見てみてください。

2. 紋付の着物・羽織・留袖

冠婚葬祭で着る紋付の羽織や黒留袖には、背中や胸、袖に家紋が染め抜かれています。たんすの奥や、着物を包んでいるたとう紙のなかを確かめてみましょう。

ただし着物の紋は、借りたり、もらったりしたものの場合もあります。誰の着物かも一緒に確認しておくと確実です。

3. 古い写真・道具類

昔の集合写真に写っている紋付、風呂敷、漆器、提灯、桐箱のふた。こうした道具に紋が入っていることがあります。

写真はとくに便利で、裏に日付や名前が書かれていれば「いつ・誰が」までわかります。ルーツを調べるときに必要な情報は、だいたいこの「誰が・どこで・いつ」の3つです。

4. 親や祖父母、親戚に聞く

結局いちばん早いのは、知っている人に聞くことです。とくに祖父母の世代は、紋付を着る機会が多かったぶん、紋を覚えていることがよくあります。

そして、家紋を聞いたはずなのに、気づけば昔の家の話になっていた、ということもよく起きます。一番先に消えてしまうのは、記録より記憶のほうです。聞けるうちに聞いておくのがおすすめです。

5. 苗字から「多い紋」を見当づける

上の4つで見つからなかったときは、苗字から見当をつける方法があります。同じ苗字の家に多く見られる紋を知っておくと、墓石や写真で見かけたときに「これかもしれない」と気づきやすくなります。

ただし、同じ苗字でも家紋は家ごとに違うので、あくまで目安です。断定はできません。

見つけたあとにやること

紋が見つかったら、名前を確かめて、その紋の意味を読んでみてください。紋には、その家が何を願ってきたかが込められています。

家紋の名前は「丸に」「違い」「抱き」などの言葉の組み合わせでできています。家紋の名前の読み方も参考にしてください。

よくある質問

Q. 家紋はネットで調べられますか?

「あなたの家の紋」をネットで直接調べることはできません。家紋には公的な登録制度がなく、どの家がどの紋を使っているかの一覧は存在しないためです。ただし苗字ごとに多い紋は目安として調べられるので、墓石や着物で見つけた紋と照らし合わせるのに役立ちます。

Q. 家紋が見つからなかったらどうすればいいですか?

家族にも分からず、墓石や着物にも残っていない場合は、本家や親戚の家のお墓を見せてもらう方法があります。それでも分からなければ、苗字に多い紋を目安に選んだり、これから自分の代の紋を決めたりする家もあります。

Q. 役所で家紋を調べることはできますか?

できません。戸籍には家紋は載っていません。ただ戸籍をたどると先祖が住んでいた土地が分かるので、その土地のお寺や親戚を通じて紋が見つかることはあります。

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