苗字と家紋
松田さんの家紋は?多い紋と苗字の由来
「松田」は全国でよく見られる苗字です。おめでたい木とされる「松」の字を持つ名前ですね。松田さんの苗字の由来と、多いと言われる家紋、そして自分の家の紋を確かめる方法を紹介します。
松田という苗字の由来
松田という苗字は、「松のある田」を表す地名から生まれたと言われます。田のそばに目印となる松の木が立っていた土地や、松林の近くにある田を「松田」と呼び、そこに住んだ人が名乗ったとされます。
松は一年中緑を保つ木で、長寿や不変の象徴として大切にされてきました。神さまが降りてくる木とも考えられ、お正月の門松にもその考えが残っています。
松田という地名は各地にあり、苗字もそれぞれの土地で別々に生まれたと考えられています。相模(今の神奈川県)の松田のように、地名を名乗った武士の家があったとも言われますが、松田さん全体を一つの家系にまとめることはできません。
松田さんに多い家紋
継紋のアプリで「松田」と入れると、剣片喰(けんかたばみ)と蔦(つた)が出てきます。
剣片喰は、片喰(カタバミ)の三枚の葉の間に、剣を加えた紋です。カタバミは道ばたや庭にも生える身近な草で、根が強く、抜いてもまた生えてきます。そこから「家が絶えずに続く」という願いが込められたと言われます。剣は力強さや守りを表します。片喰紋は日本の「五大紋」のひとつです。
蔦は、つる草の蔦の葉をかたどった紋です。中央に大きな葉があり、そのまわりに茎がのびる形をしています。蔦は壁や木に絡みながら、どこまでも伸び広がります。その姿から、生命力や家の繁栄を表す紋とされます。江戸時代には粋な形として人気が出て、町人にも広く好まれたと言われます。藤堂高虎が用いた紋としても知られます。
ただし、同じ松田という苗字でも、家ごとに紋は違います。松の紋が伝わる松田さんもいれば、片喰や蔦の松田さんもいます。紋だけで家の流れを決めることはできません。
植物をかたどった紋は、家紋の中でもとくに数が多いと言われます。身近な草や木に、家が続くことや栄えることへの願いを重ねたのでしょう。片喰や蔦のように、暮らしのそばにある植物が紋になっているのは、日本の家紋らしい特徴です。
松田さんが自分の家紋を確かめるには
松田さんの家の紋を確かめるには、身近な手がかりを順にたどってみましょう。最初はお墓です。墓石の正面や花立て、水鉢に紋が刻まれていないか見てみてください。
次に、家に伝わる紋付の着物や羽織、古い写真です。七五三や結婚式の写真では、着物の紋が写っていることがあります。拡大すると形が分かる場合もあります。
蔦の紋には、丸に蔦や鬼蔦など、葉の形の違う仲間がたくさんあります。片喰も、剣のある形とない形で名前が変わります。見つけた紋は、葉の形や外の丸の有無まで記録しておくと安心です。
手がかりが見つからないときは、本家や長く同じ土地に住む親戚にたずねてみましょう。家の紋を言葉で覚えている人が、意外と身近にいるものです。
松田さんの家紋を、もっと詳しく
継紋で「松田」と入れると出てくる2つの紋です。紋の名前をタップすると、意味と由来の記事に進めます。
よくある質問
Q. 松田さんの家紋で一番多いのは?
一つに決めることはできませんが、片喰や蔦の仲間などが見られると言われます。家ごとに違うので、墓石や紋付の着物で確かめるのが確実です。
Q. 松田は何氏の流れ?
松田は松のある田などの地名から生まれた苗字とされ、各地で別々に生まれたと考えられています。一つの氏族の流れとは言い切れません。
Q. 家紋がわからないときは?
墓石や紋付の着物、古い写真を探してみましょう。分からなければ本家や親戚に聞くのが近道です。アプリで多い紋を見て、見当をつけることもできます。